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「予防」と「リカバリー」を目指して
こんにちは、GIVING TREE CLINIC院長の山口大樹です。
2024年5月7日に念願だったGIVING TREE CLINICを開院いたしました。
自分の地元である町田市で、地域のみなさまのお役に立てることを大変嬉しく思います。
開院に際して、本当に多くの方々のご理解とご支援をいただいたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
さて、記念すべき第1回のコラムでは、GIVING TREE CLINICが考えるメンタルヘルス医療の軸となる「早期介入」についてお話したいと思います。
私たちが日々どのようなことを考えながらメンタルヘルス医療に取り組んでいるか、ご理解いただけると嬉しいです。
私は、東邦大学において20年以上臨床と研究に携わり、精神疾患の「早期介入」の重要性を学んできました。
ライフステージのより早い段階でメンタルヘルスの問題を抱えてしまうと、社会的にも経済的にも大きな損失を被ってしまう可能性があります。
そのため、日頃の生活からメンタルヘルスの維持・向上に努め、精神疾患を予防することは、とても大切なこととなります。
バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度の運動、そして適切なストレスマネージメント。
当たり前のことのようですが、このような日々の生活を丁寧に見直すことは、精神疾患の予防にとても役立ちます。
もし精神疾患を患ってしまった場合には、なるべく早く適切な治療や支援を受け、重症化させないことが大切です。
精神疾患の多くは、治療しないで放置してしまうと、症状が長引くばかりでなく、脳の構造が変化してしまい十分に回復しなくなってしまう危険性が指摘されています。
つまり、なるべく早く適切な治療や支援を受けることで、症状を軽減し、よりよい回復が期待されます。
私たちGIVING TREE CLINICでは、「予防」と「リカバリー」をキーワードに、より早期から積極的に治療や支援を行うことにより、精神疾患を予防する、あるいは重症化させない医療を目指しています。
おくすりだけに頼るのではなく、生活習慣や物事の考え方について助言を行い、メンタルヘルスの維持・向上あるいは回復に努め、一人ひとりの患者さんが、「自分らしく生きる」ためのお手伝いをしています。
最近なんとなく眠れない、不安がある、イライラする、やる気が起きないなど、なんとなく調子が悪いなと感じた際には、ご自身で自己診断するのではなく、まずはお気軽にGIVING TREE CLINICにご相談ください。
きっと私たちがお力になれると思います。
山口大樹