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うつ病

うつ病とは

  • うつ病とは、「気持ちが落ち込む」「好きなことに興味がわかない」「やる気が起きない」といった状態が、少なくとも2週間以上持続する疾患です。
  • 主な症状として、上に挙げた症状のほかに、「食欲がない」「眠れない」「イライラする」「疲れやすい」「自分を責めてしまう」「集中できない」「死にたくなってしまう」といった症状があります。
  • 頭痛や動悸、めまい、吐き気といった身体症状として出現することもあります。
  • うつ病は、セロトニンという脳内の伝達物質が低下してしまうことが原因であるといわれており、けっして「怠けている」「頑張ればなんとかなる」ということではありません。
  • 日本におけるうつ病の生涯有病率は6.5%程度で、女性に多いといわれています。
  • うつ病を治療をしない場合、90%の患者さんに6ヶ月から2年程度症状が持続するといわれています。
  • 約半数の患者さんはうつ病を繰り返してしまい、10-15%程度の患者さんは双極性障害(躁うつ病)に診断が変更されるといわれています。
  • 不安障害やアルコール依存症を合併することもあるので注意が必要です。
  • 重症の場合には入院治療が必要になることもあります。

GIVING TREE CLINICの治療

  • うつ病の治療でもっとも大切なことは重症化させないことです。軽症の場合には、おくすりを使わず、休養と環境調整、精神療法だけで改善することも少なくありません。
  • ストレスを軽減するために、休職や入院治療が有効なことがあります。必要に応じて、職場とも連携しながら、適切な環境調整を行います。
  • 中等症以上のうつ病については、薬物治療が必要です。おくすりは、選択性セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)、ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)、三環系抗うつ薬(TCA)などがあり、症状や副作用、おくすりの特性を考えながら、最適なおくすりを使用いたします。
  • おくすりは半年程度(再発の場合は2年程度)継続して内服することが推奨されています。
  • うつ病の再発を予防するためには、ストレスを上手にマネージメントすることが大切です。認知行動療法(CBT)が有効ですので、必要に応じて公認心理師・臨床心理士によるカウンセリングを行います。
  • 休職となった場合には、復職に向けて職場と連携しながら、必要に応じてリワーク(復職訓練施設)の利用も提案いたします。
  • GIVING TREE CLINICでは、経頭蓋磁気刺激療法(TMS)や電気けいれん療法(ECT)を実施していません。ご希望の際には、適切な医療機関をご紹介いたしますのでお気軽にご相談ください。

日本うつ病学会治療ガイドラインはこちら

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