メニュー

摂食障害

摂食障害とは

  • 摂食障害とは、心理的な要因によって、過食嘔吐、やせ願望、拒食といった食行動の異常がみられる疾患です。
  • 摂食障害は、「神経性やせ症」「神経性過食症」「回避・制限性食物摂取症」に分類されます。
  • 神経性やせ症は、過食嘔吐や下剤の濫用がみられる「過食排泄型」、拒食のみがみられる「摂食制限型」に分類されます。
  • 摂食障害は女性に多く、神経性やせ症の有病率は0.4%程度で10代に多く、神経性過食症の有病率は2-3%程度で20代に多いといわれています。回避・制限性食物摂取症はより低年齢で発症することが多く、自閉スペクトラム症や不安障害と合併することもあります。
  • 主な症状として、「体重の減少」「体重や体型に対する歪んだイメージ」「極端にやせたいという願望や体重が増えることへの恐怖」「食行動への異常なこだわり(固形物を摂らない、過度に運動する)」などがあります。
  • 体重が減少することにより、思考力の低下、気持ちの落ち込み、倦怠感、無月経、徐脈などさまざまな身体とこころの症状が出現します。
  • 極端な低体重(成人ではBMI(Body Mass Index)14未満、子どもでは標準体重の70%未満)がみられた場合には、生命的な危険もあるため、入院治療が必要になることもあります。

GIVING TREE CLINICの治療

  • 摂食障害は、身体とこころの両方の治療が必要になります。
  • 軽症の場合には、生活指導、食事指導、栄養指導を中心に治療を行います。
  • 急激に大量の飲食を再開すると、「再栄養症候群」を引き起こしてしまう可能性があり注意が必要です。
  • 神経性過食症については、過食衝動のマネージメントを目的とした認知行動療法(CBT)が有効ですので、必要に応じて公認心理師・臨床心理士によるカウンセリングを行います。
  • おくすりは、症状に応じて適切なおくすりを検討いたします。海外のガイドラインでは、神経性過食症に対して、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が推奨されています。
  • 極端な低体重がみられる患者さんについては、より専門的な治療が必要になるため、GIVING TREE CLINICでは診療をお受けできない場合があります。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME