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強迫性障害

強迫性障害とは

  • 強迫性障害とは、繰り返し頭に浮かぶ自身にとって好ましくない考え(これを強迫観念といいます)と、強迫観念を打ち消すために過剰に繰り返してしまう行為(これを強迫行為といいます)によって特徴づけられる疾患です。
  • 主な強迫症状として、「手を過剰に洗ってしまう(手洗い強迫)」「鍵や火の元を何度も確認してしまう(確認強迫)」「誰かを傷つけてしまったのではないかと過剰に心配してしまう(加害強迫)」「回数や手順に過剰にこだわってしまう(儀式強迫)」「物を捨てられず溜め込んでしまう(溜め込み症)」などがあります。
  • 重症の場合には、強迫症状に数時間かかってしまい、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。
  • 患者さんのなかには、「なんでこんなことにこだわってしまうのだろう」といった不合理性を感じている方も多いです。
  • 強迫性障害の生涯有病率は2%程度で、20歳頃に発症することが多いといわれていますが、10歳未満で発症することもあります。35歳以上での発症はまれです。
  • なかなか症状が改善せず慢性的な経過をたどることもありますが、20%程度の患者さんは完全に症状が消退するといわれています。
  • 強迫性障害の原因は、まだ解明されていませんが、セロトニンという脳内の伝達物質が関係しているといわれています。

GIVING TREE CLINICの治療

  • 暴露反応妨害法を行います。この治療法は、認知行動療法(CBT)の一種で、強迫症状の対象となっていることにあえて直面化(暴露)し、強迫行為をできるかぎり行わない(反応を妨害する)ようにする練習を繰り返すことで、強迫症状の改善を目標とします。
  • おくすりは、選択性セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を第一選択として使用いたします。
  • 通常量のSSRIで十分な効果が得られない場合には、さらに高用量のSSRIを使用することや、抗精神病薬による増強療法を行うことがあります。

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